夏が近づいていきましたねぇ。温かい太陽、真っ青な空、爽やかな風、湿度が低くて気持ちいいこの季節。こういう気持ちいい時期って、実は短いんですよねぇ。だからこそ、満喫しないと、です。

 

この時期においしい飲み物、それは、ずばり、白ビールです。とくにベルギーで造られているホワイトビール(ビエール・ブランシュ)は、この気持ちのいい時期にぴったりの飲み物。白と言っても真っ白ではなく、甘い黄色を帯びた優しい色合いがとても美しい。原料は「小麦」。そのため軽快な味わいのなのです。そして重要なポイントは、コリアンダーやオレンジピールを使用していること。そのため、フルーティーで、スパイシーで、どこかエキゾチックな風味があります。だから、普通のビールが苦手という方でも白ビールなら飲めるという方、案外いらっしゃるのです。

 

人気銘柄は、なんといっても「ヒューガルデン」。大ぶりの専用グラスに注げば、まるでグレープフルーツジュースやレモンヨーグルトジュースみたいに美しい色とフルーティーでフレッシュな香りと味わいを満喫できます。コリアンダーとオレンジピールの使用料がともかく絶妙。このバランスは飽きがきません。

もう一つの人気ブランド「ヴェデット」は、幾分軽めでちょっとスパイシーな口当たり。「ヴェデット」とはスターの意味を持つフランス語。ビール界のかわいいスターです。

「ミスティック・ホワイト」は、酸味が穏やかで甘酸っぱい味わいが人気。

一見日本産みたい名前ですが実はベルギー産の白ビールという「白濁(しろにごり)」は、缶ビール。面白いのが、缶のパッケージ印刷が上下さかさまになっているところ。これは飲むときにさかさまにすることによって、缶の下にたまった澱を均一にして濁りそのものを楽しんでもらおうという工夫。面白いですね。

ぐぐっと飲み応えがあるタイプは「シメイ ホワイト」。トラピスト(修道院)ビールとして大変人気です。

日本のビールメーカーでも、ベルギースタイルのホワイトビールが造られています。たとえば、「常陸野ネスト ホワイトビール」や「水曜日のネコ」。スタイリングもとってもおしゃれで、女性向ですね。

 

いずれにしてもベルジャン・ホワイトビールは、グラスに注いで飲んでください。淡く濁ったフロスティーカラーのホワイトビールは、その見た目も爽快さ満点ですから。そして、できるならば、太陽と青い空が見える時間にごくっといきたいもの。でも、まだ働いている時間ですって? この気持ちいい時期は一年の間でも短いのです。楽しまなくっちゃ損ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

この記事をみんなに教える

この記事のアドレス
SNS/ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check
2017年5月17日
友田晶子 Akiko Toimoda
ソムリエ/
トータル飲料コンサルタント
(ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテルなどお酒と食に関する専門家)

米どころ酒どころ福井県に生まれる。
現在、業界20年以上のキャリアと女性らしい感性を活かし、酒と食に関する一般向けセミナー、イベントの企画・開催、輸入業者や酒販店・料飲店・ホテル旅館などプロ向けコンサルティングを行っている。 A native of Fukui Prefecture, Tomoda is a "Total Alcoholic Beverage Consultant and qualified Sommelier, Sake Sommelier, Shochu Advisor, Wine Advisor, Bergen Beer Technical Advisor and Cheese Professional. In 1990, she set up her own company, Alcoholic Beverage Consulting Co., Ltd. A sought-after presenter on the lecture circuit, Tomoda acts as a consultant for importers retailers, hotels, Japanese inns and establishments that serve alcoholic beverages. She is also a popular essayist.