〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

おもてなしするほうもされるほうも難しい「お会計時」の所作

2016.03.23

 

レストランでのマナーで意外に見落とされがちなのが、入店時のクロークでの所作ともう一つがこのお会計時の所作です。
もてなす側は、なるべくゲストに気づかれないよう、また気を使われないよう支払いをすませたいもの。
もてなされ側は、ホストが支払いをしているとき、どのように対処すればいいか気をもむものです。
ちなみにいまさらの説明ですが、格式のあるレストランでは、ゲスト側のメニューには金額が書いていないものが多いです。料金を気にせずにご注文くださいの意味があります。ゲストが金額の分からないままに「フォワグラのテリーヌ」とか「イラン産フレッシュキャビア30オンス」とか「青首鴨のトゥール・ダルジャン風」などをさらりと注文しても、金額が分かっているホストはいちいち顔色を変えてはいけません。ハイ。

 

さて、お支払い。
最も適当なタイミングは、デザートが終了してコーヒー・紅茶を注文し終わったころ。おいしいコーヒー・紅茶を準備するまでには多少時間がかかりますので、この間に、テーブルを離れ支払いをしましょう。格式のあるレストランではテーブルにての支払いが通常ですが、おもてなしの接待の場合は、お客様の前で支払いをするより、レセプションやそれに準ずるところでお願いするほうがいいように思います。
どうしてもテーブルでというときは、コーヒー・紅茶を注文後に支払いもお願いしましょう。決してデザートやチーズのタイミングではありません。計算書が来たら、なるべくスマートにサインをする、もしくは現金で支払いましょう。現金は前もってすぐ出せるよう用意すべきです。財布から一枚一枚お札を出したり小銭を出すのは無粋です。レストランでの費用はある程度前もって予測がつくはずですから。

 

ゲストはどうするか。

コーヒー・紅茶の注文後にトイレに立つのです。ホストの支払いの際に気を使われないよう、ここはゲスト側の気遣いです。これは、ご馳走してくれる彼のために彼女がすべき気遣いでもあります。こっそり領収書をもらうタイミングもちらり考慮してあげる・・・とかね。

どちらも面倒というときに助かるのは、実は「別に請求書を送ってもらう」ことです。
接待の本場、銀座のクラブでは、飲んでいる席で支払いをすることはまずありません。追って、会社なり個人なりに請求書を送りあとで支払ってもらうのです。支払う現場をお客様に見せないためです。レストランでも場合によれば、請求書を別に送ってくれることがありますので、本格的に大事なお客様を接待するとなれば相談すべきでしょう。

 

レストランでのおもてなしの本当の目的

レストランでのビジネス接待の目的は、ホストとゲストが食事や酒を共にすることで気心を通じ合わせ、ビジネスを前向きに進めていく約束を交わすことです。レストランはそのお手伝いをしてくれる有用な味方でなのです。
ビジネスでなくとも、恋人同士や夫婦、家族、友人同士でも、おいしいものを食べおいしいお酒を飲み、友好(愛)を深めることができるのがレストラン。レストランはそのお手伝いをしてくれます。そのお手伝いを最も有効活用するには、やはり、楽しむためのルール、それもお互いに無理のない、現実に即したルールを知っておくべきなのです。

 

 

 

さて、この2か月でシュミレーションしてきました、レストランでのフルコースの楽しみ、おもてなしをする&おもてなしを受けるための手法やアイディア、ぜひお役立てください。

 

 

 

 

 

 

[日本料飲ビジネス研究会]

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