〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

「ちょっとお茶でも」「ワインを一杯」などをテーマにご招待状を出しみてみよう

2016.06.06

 

 

もしあなたが正式なパーティーに招待されたら、まずは、以下のような招待状が届きます。

 


In celebration of the 50th Anniversary of ○○
(主催者の肩書き、氏名)
requests the pleasure of the company of ○○○
(招待者=あなたの氏名(敬称付き))

at a Reception
on Sunday, 19 June 2016
from 4:00 to 6:00 p.m.
at (場所)

R.S.V.P.
By enclosed fax sheet

Dress : Informal

Please present this card at the gate

 

なんだか緊張しちゃいますね。

これは外務省のプロトコール(国際儀礼)基本講座の中にあるサンプルをちょっとアレンジして作ってみたもの。よくみると、主催者と招待者とパーティーの趣旨(目的)、種類(晩餐、午餐、レセプションなど)、日時、場所、服装が簡潔に書かれているだけ。とてもシンプルです。ちなみにR.S.V.P.とはフランス語のRépondez s’il vous plaîtの略で、お返事お待ちしておりますといった意味を表すもの。招待状にはつきもので、英語の文章でもこの略語だけはフランス語が基になっています。Informal(インフォーマル)は、平服で、略式の服装、形式ばらない服装の意味。反対はもちろんformalでタキシードやモーニング、イブニングドレスやカクテルドレス、振袖、羽織袴、留袖などを指します。シンプルな招待状ですが、きちんとお招きされた感がぐっと伝わって会に参加するモチベーションも上がるのです。

あなたが友人や恋人、親戚、両親などを自宅に招く際も、こんな招待状を作ってみてはいかがでしょう。もちろん英語じゃなくてもOK。季節の草花や風景が描かれたカードにあなたの名前とご招待者のお名前、日時と場所、種類(テーマ)を書いて封筒で送りましょう。種類(テーマ)はランチでもディナーでも、「ちょっとお茶でも」や「ワインを一杯」でもいいと思います。かわいいテーマのほうがより親近感がわきますしもらった方もホンワカ楽しい気分になります。しかしそういうときこそ「R.S.V.P.」や「Informal」と書くのがポイント。これ、どういう意味?などと聞かれればその日の話題提供にもなります。

もちろん、R.S.V.P.の返事が来なくてもご愛敬です。なにしろ正式ご招待のパロディなのですから、そこは雰囲気を楽しみながら。

ちょっとしたお集まりやご自宅へのおもてなしも、こんなひと手間でぐっと楽しく温かいものとなります。メールやFace book、LINEなどSNSを使った一斉送信も便利ですが、ときにはこんなプリとコールアレンジも取り入れてみてください。おもてなし力がぐっとアップしますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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