〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

ご自宅へおもてなしするときに準備したいこと

2016.06.09

 

さて、ご自宅へおもてなしの前日もしくは当日になりました。基本的なお部屋のお掃除、お料理やお菓子、飲み物のほかに、どのような準備をしたらいいでしょう。お客様の立場から見てみましょう。

まずは玄関。家人の履物や前にいらしたお客様の履物が並んで自分の靴を脱ぐ場所がないと困惑します。脱いだ場所から上がり框までが遠いと前のお客様の靴を踏んづけていかなければいけませんし。後から来た方がスムーズに家に入れるよう玄関の整理は怠らず。玄関はその家の顔でもあります。

それと家の中の匂い。料理の匂いなら期待も高まりうれしいですが、その家その家に特有の匂いがあり、これに家人は気が付かないものです。でもこれお客様は敏感に感じ取ります。神経質になることはないですが、お迎えする前にはしっかり換気をして最近はバリエーションも増えた消臭グッズを上手に利用しつつ気にかけておきたいもの。とはいえ、匂いを消そうと個性的なアロマ芳香剤にしたり使い過ぎては考えもの。なかには、苦手な人もいますし、食欲減退につながることもあります。行き過ぎはNGです。

それと、スリッパ。なくても構いませんが、あればうれしいもの。ですが、使い古しの汚れたものやなんだかヌメッと湿ったようなものはまったくもってうれしくありません。でもあれば履かないわけにもいかないのでお客様にとってはちとつらいもの。お客様用を用意するか、いつものものをきれいに洗うか、新しいものを準備してもいいかも。100円ショップでも売っている時代です。

次に荷物。冬ならコートがありますし、雨なら傘があります。わかりやすいように置き場をしっかり示してください。とくに荷物置き場はある程度のスペースが欲しいものです。
お部屋に入ると目につくのはやはりテーブル。季節やそのお集まりのテーマに合わせた彩や柄のテーブルクロスにナプキンが用意されているととてもうれしいものです。また、お花が飾られているのはもっとうれしいもの。お花はあって当たり前という気がしますし、あまりにもありきたりではありますが、お客様のことを考え前もって準備してくれた気持ちが伝わります。やっぱり、されどお花。小さなものでもいいので、自分なりの準備をしたいもの。活けることに自信がないときには、一輪挿しに一輪というのも案外素敵です。

さらにはトイレ。万が一誰も使わないとしても万全のお掃除をしておきたいもの。洗面所には家族のものではなくお客様用に手拭きや小タオルを置いてください。新しい小タオルなら一度洗濯して。使ったものはお土産にしていただいてもいいですね。
また、お客様として一般ご家庭にお邪魔したときにトイレに鏡があればいいなぁと思ったことはありませんか? 勝手に鏡のある洗面所を使うのも気が引けるし、でもここでお化粧チェックなどもしたいし、お酒で顔が書くなっていないか心配。自分の手鏡は部屋に置いてきちゃったし。そんな気持ちに応えるために、鏡のないトイレならば小さいものでいいのでどこかスペースを見つけて置くか、壁に飾ってみてください。きっと喜ぶお客様がいるはずです。

 

前もっての準備はこのような感じでしょうか。
さて、このあとは「まずは何か一杯…」です。
でも、その前にもうひとつおすすめの準備グッズがあります。
が、それは次回に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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