〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

おもてなし料理やお菓子に欠かせないのが“旬”と“季節感”

2016.06.16

 

おもてなしされるなかで楽しみなのは、もちろんお料理やお菓子。
心を込めて、お客様のことをイメージしながら準備されたものは、どんなものであってもうれしいもの。とくにおもてなし料理で欠かせないのは、やっぱり季節感ですよね。季節感や旬をどこかにちょっとプラスすることによって、おもてなし度もぐんとアップします。

日本の究極のおもてなしは茶道におけるお茶事といわれますが、このお茶事に欠かせないのがなにをおいても「季節感」だといわれます。日本人のおもてなしの基本には、季節を楽しむ精神が欠かせないのです。ご自宅へおもてなしするときの料理やお菓子は、当然ですが、自分で好きにアレンジできるわけですから、ここにはばっちり季節感を盛り込みたいですよね。

ちなみに6月7月の旬の食材で、ご自宅のおもてなしに使える素材って何でしょう。
野菜なら、まずは「枝豆」でしょうか。最近は外国でも大人気のおつまみです。お手頃で簡単に用意できてそれでいてヘルシー。茹でるだけでなく最近は焼き枝豆も人気のようです。
「トマト」や「きゅうり」は夏野菜の代表。自然に体を冷やしてくれる食材です。「モロヘイヤ」「ゴーヤ」など体にいい野菜もこれからが旬。普段あまり食べないという人でもおもてなしのお席だとトライしてくれるかもです。
果物なら断然「スイカ」。彩り鮮やかでみずみずしく涼しげでパーティにも映えます。人数が集まってこそ楽しめる大型果物なのでおもてなしのテーブルにはもってこいです。
お魚なら「アジ」「イワシ」などのカジュアル系のお魚が旬です。アレンジ次第で素敵なおもてなし料理ができますし和食にも洋食にもなる扱いやすいお魚として人気です。ゴージャスにいきたいときには「ウニ」「アワビ」「さざえ」も旬。先日の伊勢志摩サミットでも「アワビ」が出されました。話題性のある食材を取り入れるのも大切です。

自宅でつくれる夏のスイーツ代表はかき氷でしょう。かき氷の機械がなくても十分作れます。好みの果物をサイコロ状に切って冷凍庫で凍らせて、それをミキサーにかかればいいのです。好みによってミルクや練乳につけて凍らせてからミキサーにかけてもOK。完熟マンゴーとミルクなら本場台湾かき氷も負けない華やかさと美味しさです。スイカならミントなどを添えてさっぱり涼しげに、バナナならチョコレートをかけても素敵。完熟の桃は繊細で大人の味わいです。蜂蜜を混ぜると濃厚な風味に。でもしミキサーがない場合には、なんと、大根おろしでもできるのです。ざくざくとした触感があって意外な美味しさです。まさにおもてなしのオリジナル感のあるデザートです。
もちろんスィーツにもお酒を添えて。甘口のスパークリングを。ワインもいいけど日本酒のスパークリングなんてなおさらおしゃれでしょ。
料理やスイーツ意外にも、飲み物は季節感を出しやすいものです。いつものビールやチューハイでもライムを添える、ミントを添える、しょうがを入れる、シソを入れるなぇんてことでぐっと初夏の雰囲気が出ます。

ぜひトライを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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