〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

おもてなしシーン、グラスや酒器を揃える心意気とは?

2016.06.23

 

お客様をおもてなしするとき、「グラスの数が揃わない」・・・と、これが心配になったことはありませんか?
とくにワイングラス。ワイングラスは脚付きだったり、大ぶりだったりして収納が大変。一般ご家庭で数を揃えているお宅はそう多くはないはずです。
最近は、日本酒もワイングラスで飲むことが多くなりました。ワイングラスという名前が嫌という日本酒蔵元さんもいますが(これ、どうしようもないですね、良い呼び名はないものでしょうか)、香り豊かな日本酒はワイングラス(ややこしいな)で飲む方が断然楽しいはずです。なので、やはり、おもてなしをするお家なら、ある程度の数のワイングラスを揃えておきたいものです。

 

では、どんなタイプがおすすめでしょうか。
一般的に、ワイングラスは、無色透明(ワイン自体にきれいな色があるのでそれを楽しむため)、チューリップ型(香りを十分に閉じ込めて楽しめるように)、脚付き(手のぬくもりがワインに伝わらないように)、できればクリスタルで透明度の高い薄手のもの(唇にあたる感じがいい)がポイントとなります。
これらの条件を兼ね備えたうえで、お手頃価格で購入できるのが、「INAO国際規格のテイスティンググラス」でしょう。比較的丈夫で、日本のテーブルやキッチン収納にも無理のない大きさです。ワインにもスパークリングにも、日本酒にも、ビールにも焼酎にも幅広く使えるところもうれしいですし、6個セット3,000円代で購入できるお手頃さも魅力です。また、最近は、脚なしグラスでほぼ同じサイズのグラスがたくさん売られています。はい、100円ショップでもありますよね。昔は厚手でちょっとやぼったいものしかありませんでしたが、最近は薄手でエレガントなものも売られています。パーティーの際にこれほど役立つ強い味方はありません。ぜひ活用してください。
また、グラスやゴブレットも、気取らないパーティーにはとてもお似合いです。カジュアルで形式ばったワイングラスよりうんとおしゃれ度も上がります。また、同じ形やサイズではなくてもOK。いろんなグラスが並ぶことで華やかさが増すこともあります。気の置けない仲間の集まりなら、ぜひ、いろんなグラスを並べてみてください。

 

さて、日本酒のおちょこ。
小ぶりでデザインもいろいろありますので、これはいくつか用意してお客様のお好みを選んでいただく、そう、居酒屋スタイルがパーティーでもお勧めかと思います。買い物のついでや旅行の際気にしておきましょう。お手頃なものでも個性の生きた面白い酒器が見つかるはずです。
ただ、同じような形のおちょこばかりだとつまらないものです。居酒屋でも「お好きなものを選んでください」方式でいくつか酒器を盛り込んだものを差し出されることがありますが、正直、どれも同じで、「好きな酒器がない」ということがけっこうあります。
たとえば、細長いタイプ、平べったいタイプ、チューリップ型、百合の花型、大ぶりタイプ、小ぶりタイプ、木製、金属製、グラス製、磁器製、陶器製など、色や形、大きさ、素材などにも幅を持たせると、お客様のお好みが見つかりやすいでしょうし、パーティーの話題にもなります。いろんな違った酒器がたくさん出てくるとそれだけで盛り上がります。
徳利とおちょこがセットになって、同じものがずらり並ぶのは正式で厳かなイメージがあっていいものですが、一個一個に個性がある日本酒器ならではの楽しみもあるのです。いたるところで楽しみをちりばめる、それがおもてなしホストの心意気。酒器やワイングラス選びでも発揮してみてください。

 

 

 

 

 

 

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