ご自宅のパーティーにお呼ばれ。
嬉しいですけど、ちょっと気を使います。
最初に思いつくのは、手ぶらでいいんだろうか…の心配。ここは、なにか手土産でも持っていかねば・・・と気が張ります。
フランスでは飲み頃の温度になったシャンパンを持っていくのが粋とされているお話や、ワインを持っていくちょっとしたテクニックもすでにご紹介しました。
飲み物以外でももちろん手土産のアイディアはたくさんあります。
あ、ふつうは、飲み物以外のほうが多かったですかね、ハイ。
最も多いのはやはりスィーツということになるでしょうか。呼んでいただいた方のお好みを考え、お礼と感謝の意味を込め選びます。和スィーツなら季節感のあるものもいいですね。先方のお家族やお仕事関係の方々と楽しんでいだけるような、ある程度数があってみんなでちょっとつまめるモノなどがまずは喜ばれます。
しかし、お呼ばれ先に持って行って、手土産としてお渡しすると、みんなで一緒に食べましょうかとなることもあります。こうなったらこれは「手土産」ではなく「お持たせ」となります。
手土産として手渡した後、ホスト側は気を利かせてお皿などに盛り、お客様に配ってくれます。その際「お持たせで失礼ですが、ご一緒に」などと言いながら配ってくれるわけです。「手土産」になるか「お持たせ」になるかはホスト次第。自分が食べたいからと言って最初から「お持たせ」期待をしてはいけませんし、自ら「お持たせ」というのはマナー違反なのでここは気をつけて。
でも、気の置けない仲間や友人なら、「一緒に食べよ」といって持っていけばいい。「前に一度食べてみてとてもおいしかったから、ぜひ試してもらいたくて持ってきた」などと言われればこれはうれしい。おいしいものの情報交換は本当にたのしいものから。ただ、ホストもしっかりとデザートを準備しているかもしれません。デザート自慢のホストならなおさらです。それらの邪魔にならない程度にしたいものです。
さて、お呼ばれ当日、手土産がない・・・と焦ってしまったことありませんか?
結局、お呼ばれするご自宅近辺のお菓子屋さんで慌ててお菓子を購入して持っていったなど経験ないですか?
これはNGです。だって、ご自宅のご近所のお菓子なんて先様はよくご存じのはず。慌てて購入したことがバレバレです。
もし、先方のご自宅近辺で急ぎ何かというときは「お花」です。主要駅周辺には1軒くらいお花屋さんがあるものです。邪魔にならないでそのまま置けるアレンジメントなどがいいかもしれません。お好みもあるでしょうからオーソドックスなものをとりあえず。それに本当に急ぐときは、無理に手土産はいらないと思います。とにかくお呼ばれすることのうれしさを言葉で伝えたほうがいい。それでも何かお礼をというときは、お呼ばれ後に何かお贈りしましょう。お手紙でも添えれば喜ばれること請け合いです。
とはいえ、手土産は感謝の心が伝わるとても分かりやすいツール。お呼ばれの際はやはりある程度前もって準備はしておきたいものです。
ちなみに、私がうれしかったものは、食べ物ではないですが「香りのいいハンドソープ」(いくらあっても助かるものです)、「中国のお土産で、小分けされたウーロン茶」(自分では買わないものだから)、「果汁たっぷりのシャーベット」(すぐに食べられなくても冷凍して置けるから)・・・などなど。「山盛りのサクランボ」(これはその場で洗ってみんなでほおばりました、華やかでうれしかった)
さて、皆さんのお得意&おすすめの手土産はなんですか?