〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

意外におすすめ、チーパーってなに?

2016.10.31

 

タコパーに合わせるおすすめのお酒を前回のコラムでご紹介しました。
タコパーが人気なのは、みんなしてたこ焼きを作るという、いわば一つの目的に向かってみんなが邁進する(大げさですね)ところが盛り上がるパーティーの大きなポイントです。ならばお好み焼きもパーティーできる・・・わけではありません。一個一個が小ぶりなたこ焼きはいろんな味付けや具材を楽しめます。そこがパーティー向きなのです。

 

さて、今回おすすめしたいのは、チーパーです。
ティー・パーティーではありません。
チーズ・パーティーです。
用意するものは、ホットプレート。チーズに必要なの?と思われるかもしれませんが、必要です。ホットプレートでチーズを焼いたり温めたりとろけさせたりするのです。真ん中に火があると人は無意識にテンションが上がるものです。
あとは、パーティー参加者がそれぞれお好みのチーズを持ち寄ればいいのです。最近はスーパーでもいろんな種類のチーズが売られています。買いやすいのはプロセスチーズです。とろけるチーズでもとろけないチーズでもOK。とろけないチーズもホットプレートで焼けばパリッとしておいしいことがあります。
デパートやチーズ専門店での購入ももちろんおすすめ。カマンベール、コンテ、ゴルゴンゾーラ、ゴーダなど本格ナチュラルチーズがさまざまに揃います。ナチュラルチーズのほとんどは焼くととろけます。ここが味噌(ややこしいですね)。そのまま食べてもいいけれど、香ばしく焼くことによって美味しさも楽しさも倍増です。
チーズのほかには、バゲットやマフィン、ベーグル、食パン、クラッカーなどを用意してください。とろけたチーズをたっぷり乗せてほおばるのです。はい、パンを焼いてもいいですね。チーズに飽きることもあります。ソーセージやハム、ベーコン、コンビーフなどを用意してもOKです。エビやホタテ、イカなどを加えるとヘルシーでゴージャスですね。野菜類もお忘れなく。セロリやアンディーブなどチーズをのせて食べることができる葉野菜は特にお勧めです。大根やニンジン、キュウリなどのスティック野菜も彩がよくなります。もちろんチーズとともに。
調味料やスパイスもいろいろあると楽しいです。白コショウ、黒コショウ、柚子胡椒、マスタード、唐辛子、クミン、キャラウェーシード、カレーパウダーなどなど。いつも食べるチーズとは一味違う味わいになります。

 

さて、お酒はどうしましょう。
よくチーズフォンデュに冷たいビールはNGといわれます。冷たいビールをごくごく飲むと胃の中でチーズが固まり消化に良くないからです。ビール以外でもあまりにも冷たい飲み物は控えたほうがいいかもしれません。とはいえ、濃厚なチーズには冷た~いお酒がいいというときには、ゆっくり食べたり飲んだりすれば大丈夫です。ごくごくは厳禁です。
また、チーズには赤ワインというイメージがあるかもしれませんが、いえいえ、白ワインが合うチーズもたくさんあります。クリームチーズやプロセスチーズ、軽めの癖のないチーズは白ワインが合います。日本酒や焼酎もぴったりです。とくにカマンベールやブリーなど白カビチーズは、熟成焼酎の風味と素晴らしくバランスがとれます。絶対おすすめ。

忘れてはいけません。スイートなチーズの楽しみもあります。
ゴルゴンゾラなどのブルーチーズには焼きリンゴや焼きバナナを合わせましょう。蜂蜜も忘れないで。お酒は甘口の白ワインがベスト。大人の組み合わせです。コンテなどのハードタイプにはブルーベーリーやカシスのジャム。果実味たっぷりの赤ワインが感動的に美味しいです。クリームチーズ(温め過ぎには注意)にはチョコレート。チョコも温めてとろけさせるのがいいです。さらにナッツやドライフルーツをトッピングするのもおすすめ。お酒は樽熟成の麦焼酎やウイスキーがぴったりです。

 

 

ホットプレートでチーパー。楽しそうでしょ。今回は冬向きのホットプレート・チーパーをご提案しましたが、もちろんホットプレートなしのチーズの持ち寄りパーティーも楽しいものです。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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