〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

缶チューハイが高くなる?

2017.01.20

 

コンビニやスーパーのお酒売り場には色とりどりの缶チューハイが陳列されています。バラエティも豊富で、高アルコールでドライでパンチのある男性好みから、フルーティーで低アルコールでヘルシーイメージの女性好み、季節限定やご当地チューハイまで、もう選びきれないほどの種類があります。

お風呂上りや旅のお供、アウトドアでの一杯には向いていますし、自分好みの味わいを見つけるのも楽しいものです。アルコールに弱いという方にも、安心して飲めるタイプもありますし、ビールの苦みが苦手という方にも受けがいいです。

それになによりお手頃価格っていうのがいいじゃないですか。

 

でもでも、でも。

この庶民の味方、缶チューハイが値上がりするというのです。

発端は、ビール系飲料の酒税法改正。

税金の安い発泡酒や第3のビールの税金が上がって、逆に税金の高いビールの税金が下がるのです。それがなんでチューハイと関係があるかって?はい、第3のビールとチューハイの税率が同じだからです。第3のビールを値上げすると、チューハイばかりが安く見られてしまう。ならばチューハイも一緒に値上げしちゃおうということなのです。実は、麦芽を使用していないけれど麦芽を使ったビールのような風味を持つ第3のビールも、ビール風に造られたチューハイといってもいいのです。なので、酒税法上は同じ税率となるわけです。

現在、350㎖缶でビールの税金は77円。発泡酒が47円で、第3のビールが28円。この先、2018年にビールの定義が緩和され、2020年から2026年にかけて徐々に(ここがミソ)ビールも発泡酒も第3のビールもチューハイも55円程度と同一の税金になるのです。

ま、まだ少し先のお話ではありますが、チューハイファンにとっては気になるニュースですね。

 

 

 

 

 

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