〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

神様と一緒に宴会やりませんか? いや、ホントの話。

2018.06.19

お酒の仕事をしていると神事に関わることが、まま、あります。
神事の際に、収穫した米や餅、季節の野菜果物や魚介類(神饌)を収穫の感謝や日ごろの御礼として、神様に供物としておささげします。奉納とか奉献と呼ばれます。
お酒をお納めすること(献酒とよばれることも)も多いです。そういった意味で、お酒は、自然や神様とともにあるものだということが実感できます。
神霊がお召し上がりになった後はそれらをさげ、おささげした者どうしでありがたくいただきます。神おささげしたものをいただくことにより、神との結びつきを感じ、神と同化し、神のご加護をいただくわけです。

これを「直会(なおらい)」といいます。

語源は「直り合い」で、ハレの神事から平常に戻る=直るという意味から発生したとのことですが、他にも様々な由来があるようです。
ま、つまり、この直会、ぐっと平たく書けば、神様と一緒に飲食する、いわゆる神様と一緒にたのしむ宴会ともいえるのです。神様と一献なんて、オツですよね。

神社本庁には正式な作法が定められているようですが、全国各地の祭事には独自のやり方もたくさんあるようです。供物も季節の食材やその土地ならではの食材がありますし、下げた食材をその土地ならではの料理法で饗すので、いわばそれらが「郷土料理」となっていることも多いようです。
季節の食材をその土地の流儀で調理し、そのうえその土地で生まれた酒を飲むなんて、これぞ本当のマリアージュ、これがテロワールを感じることだと思えませんか。(テロワールとは、フランス語で風土を表す言葉。土地や土壌からくる特長、気候、気象の特徴、その土地の農作業に関わる風習、その土地にある人々の暮らしまでも含めています)

神社などにお参りに行くことはあっても、神様と一献かわすなんて、実はあまり体験できません。それも由緒正しき神様となるとこれは希少な機会でしょう。
私どもSAKE女の会では、江戸東京の総鎮守、神田明神様にて「直会」体験を行います。もちろん、飲み食いだけではなく、きちんと参拝をいたしますよ。ご興味お持ちの方、ぜひ、ご一緒に「神様と宴会」、じゃなく、参拝と直会を体験しませんか? 参加はどなたでもOK。神に感謝し、神とお酒を通じて交わりたいと願う方なら、ぜひ、この機会にご参加くしてみてください。

詳細はこちら。

直会後のイベント『大江戸東京 粋な酒祭り』もぜひご参加ください。

 

 

 

 

 

 

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