〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

お呼ばれの席、苦手な食べ物が出た、さてどうする?

2016.07.16

 

お食事が用意されているお呼ばれの席。
あなたの苦手な食べ物が出てきました、どうしますか?
悩ましい問題です。
はっきり伝えますか? 苦手だといった瞬間場がシラけてしまうかも…。準備してくれたホストにも大変申し訳ない。それとも我慢して食べますか? しかし我慢して食べたら気分が悪くなって迷惑をかけてしまわないか…。実に悩ましいです。

いくつか対処を考えてみましょう。

 

●アレルギーや宗教的な制限がない限り、できるだけ食べよう。

やっぱりここはせっかくお客様(=自分のことですね)のことを考えて準備してくれたもの。
アレルギーや宗教的な制限がない限り、頑張って食べてみましょう。
慌てなくていいです。ごくりと飲み込んだ後、すぐさま飲み物を飲めるようにしっかりグラスを手元に置いて。頑張って!

 

●同席者に助けてもらおう。

やっぱり駄目、無理。そんな時は、お隣の人に助けてもらいましょう。なかには好物だという人がいるかもしれません。
できればホストにはバレないようにしたいところ。もしわかってしまったら正直に伝えましょう。隠し立てするほうが気分を害されます。
ただ、無下に残すよりもずっといいはずです。

 

●そっと持ってかえる。

茶道の心得がある人は「懐紙」を持っていることがありますが、懐石料理などで魚の骨や果物のヘタなど食べられないものを包んでおいたり、ときには食べきれなかったものを持って帰ったりする際に使用されます。
お呼ばれの時には、懐紙…とまではいかなくてもティッシュやなにか包めるような紙類を持っていくのもテ。苦手なものが多い人ならば特に。

 

●苦手なものが山盛りだったら、持って帰ってもいいかと尋ね、持って帰る。

紙にくるんでそっと…というレベルではない時。持って帰ってもいいかと尋ね、持って帰れるようにしてもらうのも時にあり。どかんと残すより、ホストも喜びます。

 

●黙って残すより、ここははっきり、苦手だからと言う。

やっぱり食べられないというとき、何も言わずに残すより、「ごめんなさい、苦手な食材で」と正直に伝えましょう。「ソースはおいしいのだけど」とか「盛り付けが美しいのだけど」「香りはとても食欲をそそるのだけど」などどこか一言褒めたり、感想を付け加えてもいいでしょう。ただし、褒め過ぎは逆効果。

 

●前もって伝えよう。

やはり、ご招待をいただいたた時に、前もって伝えるのがお呼ばれするほうのマナーであり、親切です。ただ、あまり注文をつけすぎるのは問題。本来はお伝えすべきことではないと理解の上で。アレルギーや宗教上のことなら必ずお伝えしたほうがいいことは無論です。

 

いかがでしょう。なかなか難しいものですね。ところで、食べない、または食べられない理由として、「ダイエット中だから」とか「食事制限をしている」などはとても失礼です。ならば食事会には来ないでねというお話になっちゃいます。さらに、食事の最初のほうや食事の前なのに「お腹がいっぱい」というのもかなり失礼。お食事のあるお呼ばれ会ならば、お腹を空かして、用意してくれた食事をおいしく楽しくいただくのがゲストとしての最良のマナーです。

好き嫌いはいけません。子供のころからそうしつけられましたし、大人に慣れななったで子供に好き嫌いはだめですとたしなめます。でも、注意すべき大人にも実は嫌いな食べ物があるものです。ちなみに日本人が嫌いな食べ物ランキングがあります。

 

10位 しいたけ

9位 脂身

8位 アスパラガス

7位 トマト

6位 ピーマン

5位 グリーンピース

4位 セロリ

3位 レバー

2位 ナス

1位 ゴーヤ

 

「うっそー」というものや「わかる、わかる」というもの、ありますよね? どれもアレルギーの元というより、単に味わいや匂い、食感が嫌いといわれる食材のような感じがします。あなたはこの食材たち、ちゃんと食べることができますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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