〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

お呼ばれの心得、立つ鳥跡を濁さず 

2016.07.28

 

楽しいお呼ばれ会も終了に近づいてきました。

そろそろ解散、お暇しましょう。

ご自宅でのパーティーのときに気を付けるべきは、予定の時間になったらスッキリと切り上げるということ。後片付けのお手伝いをすることを想定し、少し早めに、そろそろ時間が迫ってきたことを提案してみましょう。

盛り上がっていれば心残りですし、話も尽きません。当然、ホストも「まだ、いいじゃないですか」と言ってくれます。でもでも、もしかしたら「早く帰ってくれないかなぁ」と内心やきもきしているかもしれません。ホストにも都合というものがあります。

帰りを切り出すタイミングとしては、最後の飲み物のお代わりを勧められたとき、トイレに立つときなどがあります。

食事会やパーティーは、まだもう少しいたい、ちょっと話足りない程度がきっといいのです。食事とお酒同様、腹八分目が「いい会だった」「楽しいお集まりだった」という感想につながるのです。

 

グラスをちょっと動かすだけでもお片付けの意思は通じる

さて、おいしくいただいたテーブルには食器やグラス類が残っているかもしれません。基本的にはお客様はお片付けをする必要はないと考えます。それらはあくまでお迎えするホストの仕事ですから。また、ホスト側のルールや手順もあるでしょう。そこにずかずか入り込むのは完全にマナー違反です。

でも、気心知れた相手なら、ちょっとお片付けのお手伝いをすることはアリでしょう。お皿やグラス類は集めて寄せる、ごみはまとめておく、汚れていたらちょっと拭いておく、などはやっておきたいもの。

また、それさえもいいとホストは言うはずです。そのときは、食器やグラスを少し動かすだけでも、お手伝いをするという意思表示につながります。これだけでもありがたいと感るはず、いえ、むしろその程度がありがたいかもしれません。食事会だけではなく、お茶を出していただいた時も同じですよね。

お客様をお呼びするほうとしては、あと片付けやお掃除まで含めたうえでお客様をお呼びする心づもりや準備をしています。お客様にお片付けさせようなどとは決して考えてはいません。

ただ、あまりにも取り散らかした状態では、ため息が出ちゃいますし体力もいります。おかかえ料理人や久二さんがいるなら別でしょうが。あまりにも汚すような人は、次のお誘いは考えたくなります。

また呼んでもらえるような「いいお客様」は、かならず「立つ鳥跡を濁さず」を心得ています。食卓意外に、トイレや洗面所も汚していないかちょっと気にするのも忘れずに。

 

 

 

 

 

 

 

[日本料飲ビジネス研究会]

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