〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

パーティーのお酒、どうやって準備したらいいの?

2016.10.15

 

パーティーの主役は、もちろん参加者。ホストもゲストも含めた「人」です。いくら「おいしいものを食べようパーティー」でも、やはり人が主役でないとパーティーの意味がありません。おいしい料理やお酒は、人と人を結ぶための有用なツールです。

もちろんそのツールがダメダメではパーティーも盛り上がりません。すべてがバランスよく整ってこそ、そのパーティーは成功だったと言えるのです。

そこで、ホストは、ゲストのことを思い描き、ゲストに喜んでもらえる料理を一生懸命準備します(ケータリング含め)。でも飲み物のことはあまり考えないということが残念ながらままあります。

観光地の旅館に行っても同じことを感じることがあります。料理に関しては料理長が自慢の郷土料理を色とりどりに季節感を盛り込んであれやこれやと提供してくれますが、地酒が年間ずーっと同じものだったり、料理が変わっているのに、お酒を変えてくれかったり、料理のことは一生懸命考えるけどお酒のことがおざなりというとっても残念な場面をよく見かけます。お酒にも季節があります。種類があります。いろいろな飲み方があります。ゲストのことを考えて、飲み物を準備してこそ、パーティー達人と言えると思います。

 

思い出そう「5W1H」

それでは、飲み物に関してどういったことを注意したらいいのでしょう。ポイントは「5W1H」です。昔習った、「Who,When,Where,What,Why,How」です。つまり「誰が、いつ、どこで、なにを、なぜ、なんと!」の問いを思い浮かべてもらえればいいのです。Who・・・・どんな方をお呼びするのか。アルコールは強いのか弱いのか。お好みはどんな飲み物か、子供は一緒か、などなどその人のことを思い浮かべます。前もってお好みがわかればもちろん万全。

When・・・・お昼なのか夜なのか。春夏秋冬いつなのか。ハロウィーンなのかクリスマスなのか、お正月なのか。時間や季節でおいしい飲み物は変わってきます。

Where・・・屋内なのか屋外なのか、自宅なのかレストランなのか。河原でバーベキューなのか山でたき火なのか。その場所の雰囲気でもずいぶん準備が変わります。

What・・・・どんな料理なのか。これもっとも重要ですね。料理とお酒が上手に組み合わさってこそ、満足感も得られますし、料理に合わせてバラエティ豊富にお酒が準備できます。

Why・・・・・なぜ集まっているのか?パーティーのテーマは何なのか? 前回にも書きましたが、これが定まっていないとパーティーは楽しくありません。飲み物も同じです。お祝いなのか? 乾杯するのか? たくさん飲んで気持ちよく酔うのか、もしくはノンアルコールでまとめるのか。アルコールばかりがパーティーに必要なわけではありません。忘れがちですが、お酒は十分だけどお水やお茶など喉の渇きを癒す飲み物も忘れずたっぷり準備すべきですね。

How・・・・・最後のこれは「なんと!」というちょっとした驚きをプラスすること。ゲストの生まれ年のワインだったり(って、そう簡単には用意できませんが)、シャンパン好きなら珍しい銘柄を用意するとか、ゲストの生まれ故郷の地酒もいいし、お酒が飲めない方なら、その人をイメージしたオリジナルノンアルカクテル(ごく簡単なものでも喜んでもらえます)もいいでしょう。

もちろんこのHowには、How Muchも含まれています。予算をオーバーするとパーティーは続けられません。意外にそこが一番重要だったりして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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