〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

ワンスプーン・オブ・ジャム、ワンピース・オブ・バター、これ新しい焼酎お湯割り

2016.12.18

 

スプーン一杯のジャム、
スプーン一杯のマーマレード、
ひとかけらのバター、
ひとかけらのジンジャー・コンフィ、
一杯のホットココア・・・・。

スイーツのレシピでも、アフタヌーンティーの一コマでも、森のペンションの朝食でもありません。
これすべて、新しい焼酎お湯割りのキーワードなのです。
焼酎はどんなに濃厚で個性の強いタイプでも、実は甘味や旨味、酸味などは含まれていません。なのに、甘く香ばしい感じがするのは、香りが豊かなため。焼酎は「香りのお酒」でもあるのです。ゆえに、カジュアルな焼酎であればあるほど(そう、味がないからね)、何らかの味わいを足して楽しみます。
梅干し入り、レモン入り、サイダー割り、ジンジャエール割りなどがその代表例。考えてみれば、これカクテルの手法です。

こちらのコラム「体が温まる、健康効果もあるホットカクテル」でも書きましたが、世界にはさまざまなホットカクテルがあります。ホットカクテルの手法を焼酎に取り入れれば、さまざまなバリエーションの焼酎お湯割りが楽しめるということです。
たとえば、ホット・バタード・ラム。
アルコールの高い野趣あふれるラム酒を温めバターをひとかけら落とすカクテルですが、バターのコクと塩気がラムの甘い風味を引き立ててくれます。ラムと同じ黒糖を使った焼酎を温めてバターを落としてみましょう。黒糖焼酎の甘い香りにバターのコクとほんのりとした酸味が味わいを立体感のあるものにしてくれます。
芋焼酎にはマーマレードを。芋焼酎には不思議に柑橘フレーヴァーがあります。やや熱めのお湯割りに甘酸っぱいマーマレードを加えると、爽やかさとフルーティーさがプラスされぐっとおしゃれな味わいになります。
ジャムの定番、イチゴジャムだって使えます。軽快な麦焼酎のお湯割りにどうぞ。女性好みのラブリーでチャーミングなホットカクテルになります。
ショウガの砂糖漬け(コンフィ)もおすすめです。焼酎は米で。スパイシーさと甘さ、ピリリと刺激も心地よく、じんわり体を温めてくれます。
焼酎のホットミルク割りもいいですね。濃厚なタイプの麦焼酎をおすすめします。香ばしさにミルクの滑らかさが楽しい組み合わせ。蜂蜜を入れてもOKです。
ホットココアなら、樽熟した麦焼酎を加えましょう。いずれお好みの分量でOK。お酒に弱い人ならティースプーン1杯からトライです。カカオの風味に焼酎フレーヴァーが重なって結構大人の味わいですよ。

温かい焼酎の、新しい楽しみ方。オリジナルがどんどん生まれそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

[日本料飲ビジネス研究会]

観光地の宿泊施設・
飲食店・酒販店の皆様へ
料飲おもてなし
売上向上セミナー

これからのポイントは「飲料」です。お酒をはじめとした飲料に、もう少し力を入れれば、必ずや売上が伸びます。お客様の満足度がひろがります。「また行きたい」と思わせることが出来るのです!