〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

若い男子!? 脱皮したての越前ズワイガニ(オス)「ズボガニ」の魅力とは?

2017.02.12

 

一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会、通称SAKE女の会では、全国各地、おいしいお酒とおいしい食べ物があるところへは、労力を惜しまず旅をします。

毎年冬のこの時期、「ふくいの食アンバサダー」(私のことですね)とともにいく、越前ガニと福井の地酒と温泉満喫の旅イベントを開催します。

今年も2月10日から12日にかけて、「ズボガニ」満喫の旅イベントを楽しみました。

 

さて、「ズボガニ」とはなんでしょう。

ずばり、越前ガニ(福井県沖でとれる極上のズワイガニのこと)の脱皮したての若いオスのことを指します。若い男子! それもイケメン(かどうかはわかりませんが)。脱皮したてなので、殻が幾分柔らかく、身はみずみずしくとても甘いのです。あまりにもみずみずしいので「水蟹」とも呼ばれます。東京や大阪などで開催される福井物産展では買えますしお取り寄せもできますが、ベストは、もちろん、獲れたてゆでたての熱々を食べること。つまり、福井の地元に来て食べるのが一番ということなのです。うれしいことに、味噌がない分(若いからね)価格もお手頃。一杯3,000円~4,000円ほどです。ちなみに越前ズワイガニはそこそこの大きさならば1杯1万円~、しっかり重量感があれば10万円という金額ものも。最近ブランド化された超大型越前ガニは「極み」という名前で、初セリには37万円という金額がつきました。

「ふくいの食アンバサダー」の旅はお手頃ですし、一人たっぷり3杯は食べます。もちろん、茹でたてアツアツを頬張るのです。はい、それも、海の前で。

山盛りの蟹を見て、みんなびっくり。まさかこれが一人前とは誰も思いませんからね。

どうですか、食べてみたくなったでしょう。

 

でもでも・・・・、この若き男子蟹「ずぼ」は、どうやら来年からは禁漁になるようです。若いうちに捕獲するよりきちんと大人になり越前ガニになるまで育てようというわけです。資源は大切にということですね。ああ、次はいつお目にかかれるのか、愛しのズボガニよ。

 

 

 

 

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