第11回目を迎える「フェミナリーズ・世界・ワインコンクール」。ワインの本場ブルゴーニュで行われるワインコンクールで、審査員は、女性ソムリエ、女性ワインジャーナリスト、女性ワイン醸造家・・・と全員が女性のワインプロフェッショナルという大変画期的なコンクールです。
主催のディディエ・マルタン氏は30年以上にわたり、フランス、ブルゴーニュにてワインコンクールを運営してきましたが、ワインショップでもレストランでも、ワイン選びの主導権は実は女性が握ることに目をつけ女性審査員のコンクールを始めたのです。
このコンクールはあくまでプロの目線で審査が行われますが、一般的に「女性が好むワイン」とは、さて、どういうワインでしょうか。
女性好みのワインで想像できるのは、
「甘酸っぱい」
「アルコール、低め」
「色が美しい」
「香りがフルーティーで華やか」
「ラベルが可愛い」
「酸味が穏やか」もしくは逆に「酸味が豊か」
「優しい口当たり」
「渋みが少ない」
っと、こんな感じでしょうか。
まず、なによりも「甘酸っぱい」こと。これは第一に上がりますね。いわゆる「辛口」は慣れなくて飲みにくいと思われるからです。でも、ワインに極端な辛口って実はないのです。いずれもブドウといういwゆる果物を使ったお酒なのでどこかしらフルーツからくる甘酸っぱさがあるのです。ほんとうは「辛口」を探す方が難しいくらいなのがワインなのです。
「アルコール、低め」。これも条件ですね。ワインのアルコールは低いと3%くらいからあります。当然ですが、低ければ低いほどブドウジュースに近づいて飲みやすくなります。でも甘味や酸味があるので物足りなさは以外にない。低アルコールも上手に楽しみたいですね。また、アルコールが通常レベル(11~14%くらいでしょうか)でも、例えばソーダ割りとかオンザロックで楽しむのもあり。アルコールが弱まって優しい味わいになります。
「色が美しい」、これも女性好みの条件。とくにこれからの季節は、桜色に輝くロゼワインが人気です。色を楽しんでこそのワインですよね。
「香りがフルーティーで華やか」なのも大事。高級ワインにありがちな長期樽熟成からくる重厚で複雑な香りではなく、甘酸っぱいフルーツらしいフレーヴァーが重要です。
「ラベルが可愛い」もポイント。味が分からなければジャケ買いです。ラベルのかわいさは味わいのかわいさにおおむね比例しているから不思議。
「酸味が穏やか」もしくは逆に「酸味が豊か」ですが、酸味が多いと飲みにくい場合が多いのですが、女性は意外に酸味に強いともいわれます。とすれば、ぐっと酸味のきいた酸っぱいワインも受けがいいことがあるのです。
「優しい口当たり」「渋みが少ない」は、「甘酸っぱさ」「低アルコール」と同じ条件でしょう。高アルコールだとピリピリしますし、渋みが多いとザラザラします。濃厚なワインはパンチがあり飲みにくく感じます。
では、具体的にどんなワインが女性好みなのでしょうか。ざっと上げてみましょう。
●アスティ・スプマンテ(イタリアのスパークリング)
●ロゼ・ダンジュ(フランス、ロワールの優しいロゼ)
●ホワイト・ジンファンデル(カリフォルニアの優しいロゼ)
●モーゼル・ターラー(ドイツのフレッシュな白ワイン)
●ツェラー・シュヴァルツ・カッツ(ドイツ産の猫ラベルのかわいい白ワイン)
●ミュスカデ(フランス、ロワール産の酸っぱい酸っぱい白ワイン)
●チリ産のお手頃な白ワイン・赤ワイン(甘酸っぱくフルーティーなワインが多い)
●甲州ワイン(日本の白ワイン)
●お手頃なマスカット・ベーリーA(日本の赤ワイン)
●キャンベル・アーリー(日本の赤・ロゼでとってもフルーティー)
ざっとこんな感じでしょうか。
「フェミナリーズ・世界・ワインコンクール」で入賞するワインとはもしかしたら違うかもしれませんが、女性目線で受けるワインはお手頃でカジュアルに楽しめるものが多いようです。女子会で飲み比べしてみてはいかが。
もちろんSAKE女の会でも企画しています。
3月26日(日)のランチタイム、東京、清澄白河にある「フジマル醸造所」にて、フレッシュでフルーティーで出来立て新鮮な味わいのワイン体験します。なんと東京のワイナリーということです。すごいでしょ。ワイナリー見学と日本ワインのミニセミナーも行います。この機会に女子好みのワイン、体験してみてください。
男性のご参加も歓迎です♪
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(担当:谷)