ご存知ですか?
梅酒の製造量が2002年から2011年にかけて約2倍になったことを。
でも、梅酒のもとになる「青梅」は2倍にはなっていないのです。
これはいったいどういうことでしょう。
実は、梅の風味の人工的な香料や酸味料、甘味料を使って造った合成梅酒が増えたせいなのです。
梅と糖類とお酒のみから造られた梅酒も、人工的に造られた梅酒も、酒税法では同じ「リキュール」になります。でも、これって紛らわしいですよね。そこで2015年からは人工的に造られた梅酒を「合成梅酒」、梅と糖とお酒のみで造られた梅酒を「本格梅酒」と呼ぶようになりました。梅酒を手にするときには、ちょっとチェックしてみてくださいね。
ここでお勧めの梅酒をちょっとだけご紹介しましょう。
梅の一大生産地であり南高梅というブランド梅が人気の和歌山県を代表する梅酒メーカー、中野BC(株)が造る『月向』。和歌山県みなべ町にある「月向農園」の梅を使用した梅酒で、梅造りに心血を注ぐ農園の厳正梅の実を使用しています。超シンプルな造り方で梅の旨みを最大限に引き出した究極の本格梅酒です。
わがふるさと福井県若狭の(株)エコファームみかた「BENICHU」シリーズ。若狭は「紅映(べにさし)梅」の産地。果肉が厚く皮が薄く南高梅に勝るとも劣らない梅が造られています。この極上の梅を作って造られるのがこのシリーズです。「BENICHU20°」は微糖で、スッキリとした甘さと品のいい酸味が楽しめる味わいバランス。「BENICHU38°」は、甘さゼロ、アルコール38°のきりりと引き締まった味わいの梅酒。梅酒は甘すぎるという方にお勧めの超辛口本格梅酒。ソーダ割でハイボールのように楽しんでください。
さて、みなさまのおすすめの本格梅酒は、どの銘柄ですか?梅が旬を迎えます。梅のお酒をたっぷりと楽しみましょう。