〜友田晶子の“新”ラク学講座〜

レストランを最大限楽しむための「予約」のワザとは

2016.02.03

 

新連載“新”ラク学講座のテーマはOMOTENASHI。
いろいろなおもてなしがありますが、まずは、レストランでのおもてなしと楽しみ方をご紹介していきましょう。

お客様をお呼びするにしても、家族や友人、恋人と一緒に楽しむにしても、よりよいレストランの楽しみ方があります。

ある程度格式がある、もしくは人気のレストランだと「予約」が必要です。
予約はたんに席を取るだけの目的で行うのではありません。お店に電話をすることで、お店の雰囲気がわかるのです。電話に出る人が男性か女性か、オーナーか予約担当かアルバイトか、明るい声なのか重い声なのか、説明がわかりやすいかわかりにくいか、感じがいいか悪いか、バックに聞こえるわずかな音や音楽・・・などなど、電話で分かるこれらはとても重要な情報です。初めてのお店でもなんとなくお店の雰囲気がわかります。

また、電話での対応が親切丁寧であればお店での対応も間違いなく親切で丁寧です。席が取れない時も「混んでいて申し訳ない」という気持ちがこもった対応ならば、しようがないまたの機会に、と思えます。ときに「うちは行列の店で有名なんだ、いまさら電話してきても無理に決まっているだろう、、ガチャン」といった対応の店があります。いくら人気でもこれでは行きたいとは思いません。実際、電話対応がぞんざいな人気店でつぶれた店は結構あります。

 

よりよい予約の手法もあります。

まずは、名前、日時、人数、当日連絡がとれる電話番号を明確に伝えます。コース料理やなにか目的の料理、飲み物があればこの時点で予約するなり相談するなりしましょう。ここで予算を伝えるのもいいですね。食べられないもの、アレルギーなども予約で伝えるべき。と同時に、どんな目的でそのお店に行くのかも付け加えたいところ。お客様をお連れするとかビジネス接待とか、記念日とか、結婚を申し込むとか(ドラマみたいだけどやっぱり結構あるんです)。イケテルお店なら間違いなく盛り上げてくれますし、最大の協力者になってくれるはずです。

 

最近はインターネットで予約する方法も人気です。とくに高級レストランは予約サイトのほうがとりやすいこともあるでしょう。ネット予約をしたとしても、その後一度くらい電話してみるのもテです。やっぱり、声を聴いてこそわかることもあります。電話の一本なんて大した手間ではありません。素敵な時間を過ごそうと思うなら、電話予約を。
もう一つ、予約したにもかかわらず変更やキャンセルしなければいけない時には、とにかく一刻も早い時点で連絡を。 可能なら、だれかに予約席を譲るとか代役をお願いすることも考えるべき。レストランは、ある意味、劇場。役者がそろわなければ大変なことになります。
最も避けたいのは、予約をしたまま何の連絡もなく来ない(行かない)こと。最近は同じ日時に数件の星付きレストランを同時予約して、その日の気分で店を決め、他の予約店に行かないなどという輩もいるとか。もはやこれは犯罪です。
レストランもお客も最大限にその時間を楽しむなら、マナーはきっちり守りましょう。

 

予約は大事。

侮るなかれデス。

 

 

 

 

 

 

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